無理だから、嫌だから遣(や)らないと言うことが、社会に於いても、対人関係に於いても、通用すれば簡単なのですが、そうはいきません、その様な状態でいれば他の人からも、間違いなく好かれることは無く、頼りにもされません、勿論(もちろん)、信頼されることなど無く、孤立してしまいます。

　「自然体」とは「何事にも捉われない自由な心」「穏やかな心」「素直な心」「総ての力みを抜いた状態」を言い表します。
　「自然体」の解釈は、進むのも、退くのも、受けるのも自在で断(だん)じて、自分の置かれた環境から、逃げる、避(さ)ける、無理をしない・・などと言う意味ではありません。
　

　「攻防一体(こうぼういったい)」のことを言い、自己否定など一切ない「無」に近い状態を「自然体」と称(しょう)しています。