「正しい呼吸」NO 1

 人生で困難な問題に直面すると『心』が動揺し、まともな「判断」も「決断」も出来なくなります。


 また、正しい考えも発想も出来ず、他人の言葉に左右され、結果は騙されてしまいます。


この時、冷静に自分を観察することが出来れば、呼吸は浅く、乱れていることに気が付く筈です。


人の『心』と「呼吸」は、完全に一致しています


『心』が乱れれば、当然「呼吸」も乱れます。

浅く乱れた呼吸は「正しい判断」・「選択」・「決断」・「行動」・・・が出来ず、選んだ道は必ず間違った方向へと進みます。



例えば、振り込め詐欺なども、そのいい例です。
冷静に考えれば分かりそうなものですが、『心』が動揺して確かな判断が出来なくなります。


特に、それが自分の子供の事になると、全く冷静な判断が出来なくなります。


動揺した場合、必ず呼吸は乱れてしまいます。
この呼吸を正さない限り、正確な判断は出来ません。


子供が会社の金を「どこかに落としてしまった?・・・」
それがないと「会社を解雇にされてしまう?・・・」という電話が掛かってきた場合、正直にその事を会社に話せと言うことが正しい選択なのに、お金で片が付くのなら?・・・また、安易な考えで、始末を付ける方に進んでしまった結果、振り込め詐欺に引っ掛かり、老後の大切なお金を騙されてしまいます。

 
この場合も、正直に事を進めれば、何も問題が起きないものを、変に庇(かば)い立てをするために大きな損失を招くのです。


この考えこそ、間違った選択が引き起こす災難です。


一瞬でも『心』が乱れた場合、思考能力が著しく低下してしまいます。


本来ならば決してしないような間違った判断を簡単にしてしまいます。
この様な時も、正しい呼吸を心掛け、一旦落ち着いてから判断をすれば、本当に子供の声か?・・・、そうでないか位は分かる筈です。


我欲も『心』を乱します。

我欲をもって、人生を歩めば必ず大きな落とし穴が待っています。


自分の得になることしか考えていないため、常に『心』が乱れています。


嘘・騙し・批判・軽蔑・否定・言い訳・・・を繰り返し、自分自身も駄目にしてしまいます。


『心』が落ち着いている場合、人は「正直」になります。


嘘をついても・見栄を張っても・偉ぶっても・・・自分自身を成長させることが出来ないことを知っています。


人生で「困った時」・「悩んだ時」・「困窮した時」・・・「正しい呼吸」を行い、自分を正常に戻すことです。


ホームページ制作のため、掲載が遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。

一光堂ブログ

一光堂オフィシャルブログです。